太陽光発電システムの効率性の見積もり

太陽光発電システムの発電効率に、もっとも影響するものとして太陽電池パネルの性能ばかりが強調されますが、ひとつだけ、子供でもお年寄りでもわかるもっと影響の大きいものがあります。
それは日照時間です。
当たり前の話ではありますが、太陽電池パネルモジュールは、光の照射量で発電量が決まります。
なので、陽当たりが悪かったりして、日照時間の短い場所に取り付けても、理想的な発電効率を得ることは出来ません。
日照時間の長さは、緯度や標高によって異なりますが、どうがんばっても1日24時間のうち、年平均1日12時間を超えようがありません。
特に照射量が最も大きい時間帯である、太陽が真南にくる日中時間帯のその前後1時間の計2時間が最も発電が盛んな時間帯で、この2時間は1日12時間の全発電量うちの40%以上を占めます。
ですから、この2時間が日陰になる場合には、取り付けるメリットはゼロと行っても過言ではありません。
ちなみに誰もが知っているとは思いますが、兵庫県明石市が日本時間(JPT)で正午0時のとき、太陽が真南にくるようになっています。
ついで行いたいのが、太陽光発電システムが稼動する日照時間の見積もりです。
年間の日照時間は、台風や雨雲などにも左右されるので、どの地がいつも良いというものではありませんが、気象庁のデータを元にすれば、年間日照時間の全国平均は1898時間で、これを365日で割ると1日あたりの日照時間は5.2時間ほどになります。
つまりは雲により12時間中の半分しか陽があたらないということです。
まぁ気象庁のデータ自体、快晴が前提なので、あながちそのまま太陽光発電システムの照射時間の見積りに使うにはあてになる数字ではありませんが、雲が薄くても照射量は落ちますから、十分に参考データになると思います。
都道府県別では、静岡以西の沖縄を除く太平洋沿岸は比較的日照時間が長く、上位常連の宮崎や高知では全国平均よりも15%ほど長い数値になっています。
一方、緯度の高い北海道や東北地方の日本海沿岸県では、逆に全国平均より常年15%以上短い日照時間です。
まぁ30%も差があれば、何をやっても、論じても、いかんともしがたい差ではありますが、実は太陽電池モジュールの性格上、日照時間の短い地域での設置にも、ささやかな朗報があります。
それは周囲気温による発電効率です。
パネル内部は半導体でできており、半導体は気温が低いと電子が活発に動きます。気温が高いと動きが鈍ります。
これがそのまま発電効率に影響します。
1度違うと1%程度効率が変わります。つまりは平均気温が低い地方のほうが、活発に発電してくれるわけです。
設置業者で、売り込み活動の一貫として、よく発電のシュミレーションをしてあげますなんていってくる業者もいると思います。
まぁ、ただならやってもらって損はないですが、残念ながら、設置業者のシュミレーションは粗悪なもので、こうした諸条件などは含んでいません。
そのことを十分に踏まえて、聞き流す程度が得策でしょう。

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