太陽光発電システム構成各所の発電効率

太陽光発電システムの発電効率を比較するとき、殆どの人が着目するのが、屋根に取り付ける太陽電池パネルモジュールの発電効率でしょう。
確かに、国内では非認定の激安な新興国製の太陽電池モジュールでも、大きくカタログスペックで謳っているのは、太陽電池パネルモジュール単体での発電効率のみです。
しかし国(NEDO)から認定された国内外の殆どのメーカの太陽光発電システムでは、パワーコンディショナーの出力定格を基本としています。
太陽光発電システム全体で捉えた場合、太陽電池パネルモジュール以外のパワーコンディショナーなどの電圧変換や直流交流変換する部分のロス分もかなり重要になってきます。
ようするに、例えば自動車の世界でいう何百馬力のエンジン搭載だといいながら、重たい車体を動かしていたとすると、もし違う車がそれより30%低いパワーでも半分の車重だった場合のパワーウエイトレシオは、その違う車の方が軽快に力強く走るわけで、現在の太陽光発電システムの世界でも、新興国製は自動車の古きよき時代のモータリゼーションジェネレーションの時代と同じようなことをやっていると思えばいいでしょう。
パネル以外の機器は、結局は発電しているパネル側から見れば電気抵抗(R=Resistor)にしか過ぎないということです。
この抵抗値はそのままロスとなってはねかえってくるのです。
例えば、メーカA製の太陽電池パネルの発電効率が17%だったとしても、他部の機器でロスが20%あれば、結局は13.6%ということになります。
一方、メーカB製の太陽電池パネルの発電効率が14%だったとしても、他部の機器でロスが2.5%あれば、結局は13.65%ということになります。
そうなると、B社製のほうが、0.05%良いということになるのです。
無論、太陽光パネルの発電効率は、何枚パネルを設置するかというコストにも跳ね返ってくるので、気にする必要はありますが、太陽光発電システムを選ぶ際、発電効率を気にされるなら、太陽電池パネルモジュールの最大定格出力ではなく、パワーコンディショナーの定格出力を気にする必要があるわけです。

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